SHIMADA KENICHI

寄り道

いまから約11年前の秋、田村彰英氏との出会いから写真家としての活動が始まりました。田村彰英氏の母校である東京綜合写真専門学校の研究科に籍を置いていた当時は、様々な写真家のそれぞれの生き方に強い衝撃を受けたことを記憶しています。

振り返ると、その頃から「写真家として生きていくためには、何か足りないことがある」ということに気がつきはじめていたのかもしれません。遣り掛けの仕事がありましたからとても悩みました。ごまかしながら歩み続けることもできたのかもしれませんが、覚悟を決めていったん歩みを止めることにしました。

現在は柴田敏雄氏をはじめ伊奈英次氏等の主宰する暗室に籍だけを残して、私に足りない何かのために寄り道をしています。その寄り道も5年が過ぎました。手仕舞いにするつもりはありませんが、フランツ・カフカの『城』が脳裏をよぎることもあります。

自宅の暗室にて

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遣り掛けの仕事

草稿

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引用:「風景に期待してはならない 距離は狂っている」(吉岡実 『現代の詩人1』 大岡信・谷川俊太郎編集, 中央公論新社 1984年)

プロフィール

島田健一 略歴

個展

行ってきた仕事

紙片

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名もなき場所に魅了され記録された自閉的な写真に、偶然が食いつくされてゆく喜びと同時に、自閉的な理由から記憶される写真は現実社会によって相対化され無化されるという事実に、いつも私は不安にさせられる。

艾年

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引用:「がい – ねん【艾年】[ 礼記(曲礼上)「五十を艾(がい)と曰(い)う」] (髪が艾<よもぎ>のように白くなるからいう) 50 歳の称。」(広辞苑 第六版 新村出編 岩波書店)

此頃の様子

Blueskyで公開をしています。数あるSNSのなかから、Blueskyを選択した主たる理由として、中央集権的なサーバーが存在しないことが挙げられます。

すでに公式個人のアカウントを開設し、試験的ではありますが、運用を始めています。

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